梅雨時の貴重な晴れ間に、布団を干して仕事に出かけた。昼頃に会社のデスクにいると、やけに車のタイヤの水っぽいシャーッという音が聞こえる。嫌な予感がして窓を開けると、道路がベチャベチャに濡(ぬ)れるほど雨が降っている。急いで取り込みに帰ったが、敷き布団、掛け布団、毛布、枕の一式がぐっしょり。再び洗濯し直して、除湿機、エアコンのドライ、扇風機を駆使して何とか夜までに乾かした。
朝見たネットの天気予報で「今日は傘はいりません」と断言してあったので、すっかりそれを信じてしまった。周りに聞くと、同じく布団を干していた人、3日分の洗濯物を干した人など、“お仲間”がいることが分かり、自分だけが失敗した訳ではないとちょっと安心した。
梅雨時の天気は変わりやすいため予報は難しいというが、朝の時点では晴れマークなのに、昼に確認すると雨に変わっていることもある。そんなにこまめにチェックしないし、そんなのハレハレ詐欺である。もう予報は信じない。シーズンが終わるまで外干しは諦めることにした。
【織】