参議院議員通常選挙が3日、公示された。選挙期間は17日間で、都道府県知事選挙と同じで、各種選挙で期間が最も長い。
選挙制度が年々ややこしくなっているような気がする。社会的課題の解決のためという側面は理解するが、もう少し簡単な制度にならないか。
参議院議員は任期が6年で、3年ごとに半数を改選する。選挙区では1~6人を、比例区では全国で50人を選ぶ。
東京に人口が集中したせいで、選挙区が都道府県単位でなくなってしまっている。鳥取県と島根県、徳島県と高知県がそれぞれ「合区」されている。このまま過疎化と都市部への集中が続けば合区される県はさらに増える。
比例代表は政党名を書いても個人名を書いてもよい。政党名とその党に所属する個人名を合算して政党の得票が決まり、政党内では個人名の多い人から順に当選する。また政党が当選させたい人に優先席を与える「特定枠」という仕組みもある。
なお、補欠選挙などを除き3連休中日に国政選挙の投票日があるのは初めてという。
(M)