19日付に引き続き、尾鷲市議会の新人議員の公約に着目する。佐々木康次議員は、「まちなかの空き店舗の前に商品を並べるなど、外から人を呼べる企画が必要」と訴えた。空き店舗活用は課題で、これまでも「尾鷲市はチャレンジショップなどへの支援がない」という声を聞いたことがある。イベント時に「市内にお金が落ちる」仕組みづくりも重要だ。
入田真嘉議員は、総合病院の診療体制の充実のほか、スポーツ振興、レクリエーション・余暇誘客に言及している。スポーツ振興については、新野球場の工事が進んでおり、多目的スポーツフィールド整備構想もある。会見では「まちを変えるなら、積極的に意見を言っていこう」と思いを語っていた。施設整備後を念頭においた具体的な提案に期待したい。
野田憲司議員は、「尾鷲市自体が(紀勢道の)サービスエリアになればいい」と大きな展望を掲げていた。食や自然体験も含めた立ち寄り先としてどうアピールしていくか。各議員の発言に注目していきたい。
(M)