戸籍にフリガナをつける運用が始まった。全面施行は1年先。自治体が住民基本台帳に登録している名前の読み方(フリガナ)を通知。誤っている場合は正しい読みを知らせる手続きを取ればよい。一方で、新たに戸籍に登録されることになる赤ちゃんは先行してフリガナがつくことになる。
今回の制度導入に合わせて、つけられない読み方の例が示された。使える漢字は以前から決められていた。
制限が掛かったとは言え、たいていの読みが認められると考えられる。認められない例として「高」を「ヒクシ」と読むことや「太郎」を「ジロウ」や「マイケル」と読むことが挙げられている。
昔から日本人の名前は漢字の音訓に当てはまらないものが多い。よく話題に上がるのが源頼朝の「朝」(とも)。先日ラジオで蘇我入鹿の「入鹿」(いるか)も、当時の感覚では「キラキラネーム」だったという話を聞いた。
目立つ名前は利点も欠点もある。付けた名前のために子どもが損をしないようにするのが親の務めだろう。
(M)