新宮市立緑丘中学校と同城南中学校は26日、文化祭を行った。ステージや展示で、仲間と力を合わせて準備してきた成果を全校や保護者に発表。楽しみながらも真剣な態度で、今しかない中学校生活のひと時を刻んだ。
緑丘中学校
今年のテーマは「過去一ココイチ カレーのように熱くなれ」。開会式では、はじめに副実行委員長の松畑喜咲(きさき)さん(3年)があいさつ。「いよいよ文化祭本番です、約2週間という短い準備期間でしたが、この日に向けてみんな一生懸命準備・練習に取り組んできました。1・2年生は来年につながる発表を、3年生は悔いの残らない精いっぱいの発表をして、楽しみましょう」と話した。
その後、プログラムを進行。ダンスや映像作品、アート発表、劇、バンドなどさまざまな発表を行った。昼休憩をはさみ午後は吹奏楽部の演奏でスタート。最後には学年合唱もあり、1年、2年、3年がそれぞれ声を合わせ、歌声が会場に響いた。
城南中学校
今年のテーマは「希望—ホープ—~正しく!仲良く!明るく!心を奏でる日にしよう!~」。開会式の後、英語科のスピーチに始まり、2年生の総合発表「職場体験学習を通して」、パソコン部の映像作品発表と続いた。劇は学年別に行い、出演者のみならず裏方の生徒もそれぞれが役割を全うし、1つの作品を協力して作り上げた。最後には学年合唱を行った。
3年生の吉田陽菜乃さんは「夏休み前から準備をしてきた。最後の文化祭だから、みんなで笑って終われたらいいなと思う。特に劇が楽しみで、後輩には学年みんなで1つの劇を作ることの大切さや楽しさを伝えたい」と話した。
また、会場には美術の授業で作った作品や課題の成果物などが展示されており、保護者らは休憩時間に眺めるなどして楽しんだ。