熊野歴史文化シンポジウム「熊野新宮の聖地文化—山・川・海の景観を愛でる—」(文化庁・厚生労働省・和歌山県・県教育委員会・新宮市・市教育委員会主催)が11月7日(日)午後1時30分から5時まで、新宮市の丹鶴ホールで開催される。入場無料で事前申し込み不要。
同講演会は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録された熊野新宮の熊野川河口部周辺の独特の文化的景観とその魅力から、聖地文化の価値と真髄を探る内容を実施する。
東京大学名誉教授・西村幸夫氏による基調講演「世界遺産としての文化的景観と熊野新宮」(50分)に続き、就実大学人文科学部教授・川崎剛志氏の「霊山・神倉山と蓬莱山の縁起伝承景観」、国際熊野学会代表委員・山本殖生氏の「熊野川河口域の聖地景観」、同志社大学文化財保護研究センター嘱託研究員・鋤柄俊夫氏の「発掘調査からみた新宮湊の景観と太平洋ネットワーク」の3回各30分の報告会、西村名誉教授がコーディネーターを務めるパネルディスカッション(40分)の実施を予定している。
同講演会は「紀の国わかやま文化祭2021」の一つとして開催する。
問い合わせは新宮市教育委員会文化振興課(電話0735-29-7223)。