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知的障害者の自立支援 一人暮らしの体験施設

新宮市県職住宅で開設
 
 18歳以上の知的障害者のための一人暮らし体験施設「Passo(パッソ)」がこのほど、新宮市新宮の鴻田県職員住宅の一室で開設した。家具家電付きの3DKで、支援員に様子を見てもらいながら挑戦できる。体験費用は1泊2日で1800円、ただし食費は別となっている。
 新宮市と東牟婁郡の6市町村が行う「新宮・東牟婁圏域生活支援拠点事業」の一環としての取り組み。美熊野福祉会の障害児者相談センターゆず、和歌山県福祉事業団の東牟婁圏域障害児者相談支援事業所ともに受託している。他に、圏域居住の18歳以上の障害者の緊急時受け入れ事業、コーディネーター(配置)事業も行っている。
 1人暮らし体験場所の開設は、圏域でも県内でも初。奈良県生駒市の事例を参考にした。対象は、圏域居住で18歳以上の主に知的障害者。「親亡き後」の生活に向けた、体験や練習の場としている。支援者がパッソ内の別室に同泊する「基礎体験コース」と、支援者の関わりを最小限にし、夜間と朝に巡回見守りを行う「チャレンジコース」がある。緊急時に備え、支援者に24時間連絡できる体制を整えている。
 基本料金は、いずれも1日分で、施設利用料が500円、水光熱費が300円、雑費が100円。1泊2日だと1800円となる。付き添い費用や、福祉サービスの通院等介助(身体介護を伴わない)の費用は、行政が負担する。
 間取りは、約6畳の板張りが2部屋、約6畳の畳敷きが1部屋、約6畳のダイニング、キッチン、風呂、洗面・脱衣所、トイレ。照明、カーテン、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、コンロ、炊飯ジャー、鍋、フライパン、食器などが備え付けられている。
 ゆずの大前健・所長は「一人暮らしをしたくても、いきなり不動産屋さんに行って借りるのはハードルが高い。今までは、施設に入らざるを得ないような状況があった。能力があれば一人暮らしもできるし、一部ヘルパーの支援を受けての生活もあり得る。ここで自信をつけてもらえば。気軽に、まずは見学し、チャレンジしていただければ」と話した。
 問い合わせは、障害児者相談センターゆず(電話0735・31・8370)か、東牟婁圏域障害児者相談支援事業所とも(電話0735・74・0231)。

      新宮市

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