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山間部一面雪化粧に 今季一番の冷え込みで

 今季最強クラスの寒波により、日本列島は冬型の気圧配置が強まり、12月31日は各地で雪になった。紀南地方では12月30日の夜半以降、山間部を中心に降雪があり、31日未明には一面雪化粧となった。雪は新宮市内をはじめ市街地でも降り、車の屋根やボンネットが白く覆われた。
 那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社と那智山青岸渡寺では、それぞれ社殿や本堂の屋根が真っ白になったほか、境内にも数センチの積雪が確認された。那智大社の神職は「これだけ積もるのは数年ぶりだと思う。今朝(12月31日)は今季一番の冷え込みだった」と話した。この寒さが数日続けば、那智の滝が凍結する可能性もあるという。
 田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地・大斎原(おおゆのはら)では周囲の田んぼを含めて降雪し、銀世界が広がった。
 和歌山地方気象台のアメダスによると、12月31日朝の最低気温は新宮市で0・8度(午前6時18分)だった。
 尾鷲市でも30日夜から31日朝にかけて雪が降り、市街地に積雪はなかったものの、西側を中心に三方の山が雪化粧した。
 国道42号矢ノ川峠では、道路に雪はなかったものの、道端やガードレール、木々には2センチほどの雪が積もり、2017年2月以来の雪景色となった。熊野市飛鳥町では4センチほどになり、住宅の屋根にも雪が積もり、一面の銀世界となった。紀北町では雪が降ったものの、積雪は見られなかった。
 全国各地の広い範囲での雪は1月1日も続く予報となっており、寒さや雪への対策のほか、交通障害への注意も必要。NEXCO西日本(西日本高速道路株式会社)は、1日ごろにかけて各地の高速道路で大雪による通行止めの可能性があるとして、不要不急の移動を控えるよう求め、やむを得ず高速道路を利用する際は冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行、今後の気象予報や最新の交通状況を確認するよう呼び掛けている。
 また、しんぐうガス(新宮市あけぼの)では、配管等の凍結予防法として「給湯器を通して水を少しずつ流し続けることで、凍結を防ぎます」と周知している。

      和歌山県

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