新屋教室「押し花展」 28日まで
世界に一つしかない作品
世界に一つしかない作品
那智勝浦町下里の「紀の国押し花会・新屋教室」(新屋幾査主宰)は2月28日(日)まで、新宮市井の沢のくまの茶房で「押し花展」を実施している。新屋さんと生徒たちが思いを込めた花々の作品が並ぶ。
新屋さんは、退職後の50歳から押し花を始める。「世界の押し花展」を鑑賞したことをきっかけに、押し花の世界に魅了されていくことに。同町の押し花教室で5年間学び、インストラクター資格を取得。その2年後に教室を開いた。
山などで花を採集、保管期間を経て作画に至る。採集後、すぐに押すことのできる花もあれば、最低半年は待たないと色が出ない花もある。「作画が完成したときの達成感、同じ作品はなく、世界にたった一つだけの自分の作品ができるのが魅力」であり、「採集した花の色が変色してしまい、さまざまな処理を施し変色作業をする苦労がある」と語る。
新屋さんは押し花の鑑賞のポイントとして、「花が持つ独特のやさしさや、かわいらしさに癒やされ、トキメキを感じていただければうれしい」と笑う。「ご興味のある人はご連絡をください。ほかの作品などもご覧いただけます」と呼び掛けている(電話0735-58-0077)。
押し花のミニ額2点、2月生まれの人にバースデーカード額1点(写真)を、それぞれ1人にプレゼントする。「ぜひ、鑑賞し楽しんでください」と来場を呼び掛けている。
