新宮市千穂にあるアトリエＫｅｉで７月２７日（月）まで、横山正美氏による「柿渋のしごと展」が開催されている。柿渋染めと墨模様の組み合わせが個性的なバッグを展示。デザイン性はもちろん、撥水効果のある柿渋染めの色合いは、男女ともに使用できるオシャレ度の高いアイテムとなっている。

　柿渋染めは、日本の伝統的な染料で、高い撥水性から番傘の撥水コーティングに用いられるなど日本人の暮らしに根付いている。柿の未熟果を採取し、砕いてすり潰した果汁を絞り、それを１年以上貯蔵して発酵させた褐色の液体。鉄媒染で色合いを変えるなど奥深い魅力を秘めている。

　横山氏の作品は、墨で描いた模様の上から柿渋で染め上げる個性的なデザインが若い世代からも支持を得ており、コラージュやステッチを施すことで個性と魅力をより高めている。また、撥水性に優れるとともに軽量であることから、普段使いのカジュアルアイテムとしての需要も高い！味わい深い色合いと墨描きの小粋なデザインは、男性でも使用できるワイルドさを兼ね備えている。

　横山氏は、その人気ぶりから個展の実施が難しい作家。そのため大変人気の高い作品となっているので、興味のある方はお早めにアトリエＫｅｉまで！

 

 

TEL.０９０-４８６２-３４１４
会場／新宮市千穂３-７-２７（裁判所の裏通り）
営業時間／１０時３０分～日没
定休日／なし