尾鷲市早田町で21日、第9回ブリまつりが開かれた。早田大敷が沖合に張る定置網に入った春ブリのふるまいや直売に、県内外から1000人以上が訪れてにぎわった。
実行委員会の主催で、この日の朝に締めた新鮮な大小100匹を直販用に、20匹をふるまい用に用意。午前9時30分に地元の物産などを販売するテント村がオープンした。
直販は午前10時からで、〝浜値〟で買える安さは大人気。今年も朝早くから多くの人が並び、丸ごと1匹や片身、カマ、卵・白子などを買い求め、購入者限定の伊勢エビやタイとワラサなどが当たるくじ引きもあった。
ふるまいは10時からと11時からの2回あり、ブリの刺し身と大敷汁各600食を提供。こちらも30分以上前から行列ができる人気だった。
直売で1番に並んだいなべ市の40代の男性は「昨年初めて来ておいしかったので今年も来ました。早田に3時半ごろ到着し、7時から並んだ」、愛知県から連休を利用して三木里町の親戚宅に来ていた中野帆乃香さん(26)は「こちらに来てまつりがあることを知り、親戚と一緒に来ました。脂があって、コリコリしておいしい。都会で食べる魚とは全然違う」と話していた。
実行委員長の山本久記区長は「昨年より多く来てくれたように思う。この祭りで浜がにぎわい、大敷の大漁につながれば」、早田大敷の岩本芳和社長は「春ブリはこれからが本番で、ここでそのおいしさを味わい、それぞれの地元のスーパーで買っていただければ」と話していた。
春の一日のんびりと
三木浦では海まちマルシェ
隣町の三木浦町でも同日、第3回海まちマルシェが開かれた。
ブリまつりとの同日開催は、第1回の昨年に続いて2回目。早田と両方を回る人もいて、こちらも大いににぎわった。
会場には鮮魚や水産加工品、軽食、和菓子、総菜などの食品をはじめ、手芸や木工などのワークショップ、ビン玉や観葉植物など、古着にワークショップなど32のブースが並び、訪れた人たちは、買い物を楽しんだり、テーブル席で食事や談笑を楽しむなど、春の一日をのんびりと楽しんでいた。
実行委員長の地域おこし協力隊、難波友範さんは「昨年より多くのお客さんが来ているように感じる。回を重ねるごとに出店者も増えており、これからも続けていきたい」と話していた。
次回は6月ごろの開催を検討している。
