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制度のすき間について学ぶ 三木浦で「ささえ合い塾」 尾鷲市社協

 尾鷲市社会福祉協議会は14日、三木浦コミュニティーセンターで「わがらの町の〝暮らし〟ささえ合い塾」を開いた。3回講座の1回目で、約25人が、介護保険で受けられないサービスがあることについて学び、周りの人との支え合いによって「制度のはざま」を補う大切さを確認し合った。
 
 高齢になっても誰もが安心して住み慣れた地域で暮らし続けていけるようなまちづくりのきっかけにすることを狙いに、毎年講座を開いている。
 
 初回は地域包括支援センターの世古佳奈相談員と、生活支援コーディネーターの山本雄一さんが、「公的な支援のスキマとささえ合い」をテーマに、介護保険では受けられないサービスがあることを取り上げ、希望を叶えるための民間サービスや地域間での支え合いの仕組みなどを説明した。
 
 世古さんは、介護保険の仕組みについて「その人の自立を手助けするためのもの」と紹介。要介護1~5、要支援1と2の段階があり、必要な介護の度合いによって利用できるサービスが異なると語った。
 
 また、介護保険以外の公的サービスとして、ごみの「ふれあい収集」、配食サービス、見守りサービス、コミュニティバスなどがあり、配食サービスや宅配、便利屋、シルバー人材センターなど民間が担っている生活支援サービスもあると説明。さまざまな支援を組み合わせて、地域で長生きできるようにしているが、「買い物に連れていく支援」や「ごみ出し支援」「病院への付き添い」などを挙げ、介護保険では対応できないものや、要介護度によって受けられないサービスがあると説明した。
 
 買い物、ごみ出し、掃除、通院などの場面で、親戚や友人を頼ること、配達サービスやインターネットの利用など選択肢を増やしておくこと、互助の仕組みをつくることが大切などとまとめた。
 
 21日、28日にも講座を開く。

      尾鷲市

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