熊野市木本町にある「紀南ツアーデザインセンター(KTDC)」は、8月1日(日)~10月31日(日)午前9時~午後5時、土日祝日限定で「眼にみえないモノ形になっていくモノ」展を開催する。6人の作家による作品が集められる。
坂口けい子氏(絵画教室Blossom代表、画家)は、熊野の自然や龍をテーマに描き続けていて、眼に見えないモノに対する畏敬の想いを込めて具現化。「皆さんの心が少しでも軽くなりますように…」と伝えている。
西牧達也氏(絵のある暮らし代表、画家)は、絵を描くということはどういうことか。環境や身体感覚からおのずと立ち現れてくる絵を見てみたい。何も考えずに絵に向き合う試み、即興ドローイングのシリーズを展示する。
丸井みのる氏(写真家、編集者)は、自然の「光と影」「人とのつながり」を大切にしながら作品をつくっている。「作品に自然のかけらをとじこめて届けられたらと思っています。イメージをふくらませてもらえたらうれしいです。」と話している。
湊賢一郎氏(湊石材店代表)は、「石を通じて皆さんとつながっていきたいと思います。石は素直です。加工の仕方でいろいろな表情を見せてくれます。石を楽しんでもらえるとうれしい」と伝えている。
「山の仕立屋」さんは、柿渋を中心に身の回りにある素材で一癖加えて手仕事をしている。なるべく柿渋という概念にとらわれず独自の世界観を大切にしている。
小倉元氏(LOGJAM代表、サーフボードビルダー)は、熊野で創る意味を模索しながら、サーフボードを製作している。「そこで培った技術と熊野、そして自分の感性を融合させた何かを形にして展示できたらと思う」と伝えている。
問い合わせは、紀南ツアーデザインセンター(電話0597-85-2001)。