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障害者の就労支援結実 からし菜の種収穫、出荷へ

 紀北町馬瀬の畑で13日、障害者の就労支援にするからし菜の収穫作業があった。茎の根元から刈り取ったからし菜は10日間ほど干して、さやの中に詰まった種を取り出し、練りからし製造工場に出荷する。
 紀北地域障がい者総合相談支援センター「結」が県の補助金を得て、障害者と一緒に取り組んだ。
 障害者のための就労の場の創出や収入の足しにしてもらうことなどを目的に、畑を借りたのが始まり。簡単で高収入につながる品種として日本古来種のからし菜が浮上。収穫した種は「農福連携」を模索していた愛知県一宮市の練りからし製造会社「美ノ久」に買い取ってもらうことになり、からし菜栽培のために新たに無償で借りた約2000平方メートルの畑に昨年秋に種をまいた。
 今年2~3月にかけて黄色い花が畑一面に咲き、近くを通る古道客の目を楽しませた。
 収穫作業には作業所に通っている障害者ら約20人と「結」をはじめ、各施設職員や市町職員、ボランティアなどの10人ほども出て、花が終わり枯れ出したからし菜の株を根元から鎌で刈り取った。
 種を取り出す作業は尾鷲市の就労継続支援B型事業所「天使の家」に委託。棒でたたいたりして、さやの中に並んでいる粒々の小さな種だけを取り出し、美ノ久の製造工場に出荷される。
 収穫作業に参加した同社の社員によると、150~200キロの集荷量が見込まれる。国内で生産されている練りからしのほとんどはカナダ産で、国産はそれだけ価値が高いという。
 種まきの後の水やりや施肥は「結」の職員らが行った。「結」の主任の藤岡まりさんはもう少しでも障害者も栽培に関わりが持てたら、もっと収穫の喜びも大きくなったと考え、「1年やって問題点が見えた。もう少し関わりを広げたいし、ほかの農業にも取り組みたい」と話していた。

      紀北町

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