紀北町観光協会の写真教室「晩秋の片上池の魅力をさぐる」の写真展が、同町三浦の紀勢自動車道紀北パーキングエリアの始神テラスで行われている。参加者が撮影した片上池の風景写真16点が多目的ホールに展示されており、立ち寄ったドライバーなどの目を楽しませている。31日(水)まで。
同町長島のプロカメラマン、道畑祐介さんの指導を受けながら町内の風景を撮影する教室。昨年11月に片上池で実施し、県内の愛好家15人が池周辺を散策しながら撮影を楽しんだ。参加者のうち、展示を希望した13人がその日撮影したうちの自信作1枚を選出。A3サイズの写真にタイトルと感想のコメントを添えて出展した。
作品は個性豊かで、汽車が走り抜けるタイミングを見計らって撮影した「片上池からJR」、湖を取り囲む山影と空が水面に映る「片上池の風景」、鳥が水面に降り立つ瞬間をとらえた「波紋」など、さまざまな片上池の姿を写した写真を楽しむことができる。
講師の道畑さんも春、初秋、晩秋の時期に片上池で撮影した3枚の写真を出展しており、夜桜や落葉に彩られた風景が見られる。
道畑さんは「変化に富んだ片上池を見ることができて、見ていて楽しい。見事な写真ばかりで、多くの人に見てもらえたら」と来場を呼び掛けている。
開場は午前9時から午後5時まで。