尾鷲市と紀北町の小学校で19日、一斉に卒業式が行われた。尾鷲市では5校から90人が、紀北町では7校から71人が6年間の思い出を胸に小学校を卒業した。
このうち、最も卒業生の多い尾鷲小からは2学級65人が巣立った。児童は、園芸委員会で育てた花で飾られた花道を通り、保護者や在校生らの拍手に迎えられて体育館に入場。すでに目に涙を浮かべていた児童もいた。
元気いっぱいに最後の校歌を在校生と歌った後、一人ずつ、奥村隆志校長から卒業証書を受け取った。
奥村校長は、子どもたちとの思い出を振り返った後、中学校へ進む卒業生に
- 勉強はした方がよい。「勉強しなさい」と大人が言うのは、「勉強はした方が、将来役に立つことを大人は知っているから」
- やればできるとは限らないが、「大事なのは、やればできることを積み重ねること」
—などと言葉を贈った。
卒業生は、在校生が座る後ろを向いて、贈る言葉を聞いた後、別れの言葉を唱和した。家族には「いつも話を聞いてくれて、近くで支えてくれてありがとう」と感謝を伝え、「たくさんの人に支えられながら大きくなってきたことを、これからも忘れずに歩んでいく」と語り、「不安もあるけど、中学校での新しい出会いを楽しみに、仲間とともに自分の夢に向かって努力します」と決意表明した。
尾鷲小を除く卒業児童数は次の通り。
【尾鷲市】
- 宮之上=11人
- 矢 浜= 5人
- 向 井= 2人
- 賀 田= 7人
【紀北町】
- 三 浦= 3人
- 西 = 9人
- 東 =14人
- 赤 羽= 5人
- 相 賀=31人
- 船 津= 3人
- 上 里= 6人
- 矢 口= 0人