奈良県下北山村大瀬地内の国道425号で11日早朝、土砂崩れが発生し、12日午後1時現在、周辺の区間が通行止めとなっている。この道路は、土砂崩れの影響により上北山村と下北山村で通行止めが続く国道169号の迂(う)回路として利用されていたが、今回の土砂崩れにより新宮方面から大阪方面に向けては、国道168号への広域迂回が必要となる。
奈良県道路マネジメント課によると、斜面の上から崩れた岩が路面に転がり落ちたという。下北山村大瀬地内の国道425号の土砂崩れによるけが人や物損被害、孤立集落は出ていないが、県は付近の15.8キロ区間(上北山村河合~下北山村上池原)を通行止めとしており、復旧のめどは立っていない。