三重県立熊野古道センターは11月3日(日)、知られざる熊野探訪ツアー「八鬼山越え 明治道」を行う。日本山岳ガイド協会認定登山ガイドで尾鷲藪漕隊の内山佳和さん、同センターの橋本博副センター長の案内で、三木里側から同所の明治道を歩く。
八鬼山越えは、熊野古道勢路の中で最も険しい道のりで「西国一の難所」と言われていた。近代以降は道路改修や新たな道の開削が東紀州地域でも行われるようになり、八鬼山でも明治28(1895)年に三木里側に新たな道が開削され、このルートが「明治道」と呼ばれている。世界遺産に登録されている「江戸道」と比べ少し緩やかな道です。江戸道と同じく石畳が残っているが、近年は通行が推奨されていない。
今回、尾鷲藪漕隊の協力で整備に取り組み、ツアーを行うこととなった。同センターに集合し、大曽根駅から三木里駅に移動し、八鬼山を越える。
歩行距離は約10キロで健脚者向け。歩きやすい服装、はきなれた靴で参加し、昼食、飲み物などを持参する。クマ鈴やトレッキングポールを持っている人は持って行く。
定員は30人。応募多数の場合は抽選。締め切りは10月20日(日)午後5時。応募多数の場合は抽選。申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。