政府の防災庁が発足した。国の災害対応の司令塔となる組織で、事前防災から復旧・復興まで一連の災害対応を担う。人員(職員数)も強化されたとのこと。
地震対策で言えば、耐震化や避難場所・避難経路の確保など、対策の道筋は明らかだが、実現への道のりは遠い。東日本大震災から15年あまりが経過しているが、抜本的な対策は進んでいないと見ていい。尾鷲市や紀北町を考えれば、現在のまちなかは大部分が津波浸水域。山と海がせまる地形で、居住地域を移転できるような高台はない。高齢化が進み避難への不安も広がっている。
経済を語る時のキーワードに「ヒト」「カネ」「モノ」がある。加えて「技術」も重要な要素。防災という分野についても、結局はこれらを準備し、うまく活用できるかが鍵といえる。
どこに、どのような対策を講じるのが被害を減らすことに効果的なのか。毎年の大雨災害と、南海トラフ地震対策はスピードも求められる。ヒト、カネ、モノ、技術をよりよく活用できる組織になってもらいたい。
(M)
