新宮市高田地区で27日朝、クマの目撃情報があった。市は高田小・中学校や地区住民らに注意を呼び掛けるとともに、市鳥獣保護員や狩猟者らと連携して警戒にあたっている。
同地区の事業所に勤務する従業員が車で出勤途中、目の前の道路を横切ったという。連絡を受けた事業所代表の男性が同日午後、市農林水産課に連絡するとともに、学校や区役員らにも伝え、児童生徒や住民への注意喚起を促した。男性は本紙の取材に「この日の朝、犬を散歩させていたら、山の方ばかりを気にしていたのでめずらしいと思っていたら、クマの目撃情報があったので驚いている。翌日も早朝に仕事場の見回りをし、クマスプレーも置いた。不安に思う住民もいるので、カメラやわなの設置をしてほしい」と話した。
また、同日午後に高田小中学校では、行事で集まった児童生徒や保護者、地域住民らに対して、校長から状況説明や注意喚起があった。住民からは「日没時間が最近早くなっているので怖い」という声も聞かれた。
一方、市農林水産課によると、市鳥獣保護員が28日に目撃した状況を聞き取ったあと、周辺を巡回した。その後、狩猟者の協力を得て、シカ出没に反応するカメラを付近に設置したという。今後も付近の巡回など警戒を続ける。
