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社説「しないさせない飲酒運転」

 飲酒運転にからむ事故が後を絶たない。県警によると7月末で原付以上の第1当事者による飲酒にからむ事故が19件あり、内訳は酒酔い運転が5件、酒気帯び運転(呼気1リットル当たり0.25ミリグラム以上)が5件、同(同0.25ミリグラム未満)が6件、基準以下と検知不能が2件発生している。死亡事故は1件だが、事故にならないまでも、例えば夏の交通安全県民運動(7月11日~20日)期間中に県警は27件を飲酒運転で検挙している。
 
 全国でみると福岡県で20日、男性が運転していた軽乗用車がオートバイ3台に追突。そのうち1台が道路の外にいた3歳の男の子に衝突し、男の子が亡くなる事故が発生した。
 
 三重県や県警は10月12日に松阪市のクラギ文化ホールで「犯罪被害を考える県民の集い」を開く。講師の一人が、2006年8月25日、福岡市東区の「海の中道大橋」で飲酒運転事故により幼い3人の子どもを亡くした大沼かおりさん。この事故以降、罰則が強化されるなど、社会の目が厳しくなっているが、飲酒運転による事故がしばしば報道されている。
 
 ある元検察官の著書に、飲酒運転で検挙された人の取り調べについて書いた部分があった。「飲酒運転したのは初めて」と供述するケースでも、調べると繰り返し行っているという。この話題から「事故を起こさなかった」という〝成功体験〟が、将来の重大な事故につながることが分かる。
 
 タクシーやバス、運送などに関する事業所では、乗務前にアルコールチェックが行われているそう。アルコールが残っていると仕事ができず、場合によっては多くの人に迷惑を掛けてしまう。一方で、自家用車の運転では自己規制ができる人というのは多くないのではないか。飲酒運転撲滅に向けて、車に呼気センサーを搭載し、アルコールチェックがされないとエンジンが動かないようにするなどの仕組みは考えられないか。

      9月26日の記事

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