秋の全国交通安全運動(21~30日)期間中の24日、三重県立熊野青藍高校紀南校舎で、自転車の安全利用を呼び掛ける啓発活動が行われた。紀宝署員や紀宝地区交通安全協会員、生徒会役員、セーフティ・バイシクルリーダーら約20人が校門前に立ち、登校する生徒に啓発グッズを手渡しながら、自転車の安全利用を訴えた。
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自転車は高校生にとって身近な移動手段の一つ。同校舎では在籍生徒110人のうち約半数が自転車通学を申請しており、日常生活でも自転車を利用する機会が多い。このため、交通安全教室や啓発活動などを通して、事故防止と交通安全意識の高揚に努めている。
今年4月から16歳以上を対象に、自転車の交通違反に反則金を科す「青切符制度」が導入されている。自転車も車両であることを改めて認識し、信号や一時停止を守るなど、交通ルールに従った安全な利用がこれまで以上に求められている。
三重県警によると、今年1月~7月に県内で発生した自転車事故は210件で、前年同期より20件増加。2人が死亡、209人が負傷した。自転車が第1当事者となった事故を年齢層別にみると、16~19歳は11人で、全体の約25%を占めている。
こうした中、生徒自らが主体となって自転車の安全利用を推進する役割を担っているのが「セーフティ・バイシクルリーダー」。県内に在学する生徒が委嘱を受け、自らが模範となるとともに、交通ルールの順守やヘルメット着用などを呼び掛ける取り組みで、同校では2人が活動している。
この日の啓発活動では、参加者が登校時間に合わせて校門前に並び、生徒一人一人に「おはようございます」とあいさつしながら、啓発チラシとボールペンを配布。生徒は足を止めて受け取り、自転車の安全利用について改めて意識を高めていた。
また、和歌山県内では、2025年中に212件の自転車事故が発生し、前年より12件増加した。死者は1人で、ヘルメットを着用していなかった。死傷者208人のうち4人に1人が高校生で、高校生の事故原因では安全不確認(前方・左右)が最も多く、次いで前方不注意だった。負傷者のヘルメット着用率は16.9%にとどまった。
