地域の情報を集めるツールとして、SNSは役に立つ。ここのところ、見知った事業所や商店の閉店が重なるので、惜しんだり嘆いたりする書き込みを見る機会が多い。このまちは大丈夫なのだろうか、地域経済の底が抜けたような、そんな不安を覚える。
この不安感へ既視感は、三田火力発電所の撤退の際、コロナ禍も重なり、明かりの消えた飲み屋街を歩いて、絶望のような気持ちを覚えたことを思い出す。コロナの恐怖が収まり、まちかどに灯る店の明かりにカメラを構えた時、安堵なのか感動なのか、よく分からない感情を覚えた。コロナ禍を乗り越えても、過疎化の苦境は終わりが見えない。
人口が減れば消費も少なくなり、必然的に経済が成り立たなくなっている。全国的な少子化のつけは、このまちのような地方だけでなく、おそらくは都市部ものみこんでいく。
閉じる店や事業所のSNSには「長い間、お世話になりました」といった感謝がつづってある。なくなるのならフォローを外せばよいのだが、そんな単純な問題でもない。
(R)
