AIがポルトガルと似ていると言ったから、尾鷲に医者がやって来た、という話を聞いた。活性化の糸口になりそうなので、共通点をAIに聞いてみると、「海とともに生き、魚を愛し、雨とも付き合ってきた地域」だという。
ポルトガルも大航海時代に交易や植民地支配で「海上帝国」と呼ばれた歴史がある。尾鷲は自他とも認める魚のまちだが、ポルトガルも世界有数の魚介消費国なのだそう。
ここまでなら日本でも候補地は数えきれないほどはありそうだが、尾鷲が抜け出した要因は、山と海が多い地形だろうか。ポルトガルの沿岸部では山地や丘陵が海の近くまで迫る地域が多くあり、オレンジが有名なのだそう。例えば天満や向井から見る眺望を、ポルトガルと掛け合わせられるかもしれない。
前任の海上保安部長に尾鷲の印象を聞いたところ「山が海に入っていく景色はこれまで見たことがない」と語っていたことを思い出す。尾鷲の海と山の景色は価値があり、これをどうアピールしていくか、試行錯誤していかなければならない。
(R)
