新宮市立王子ヶ浜小学校の2年生が、仲之町商店街でまち探検を行った。さまざまな業種の店舗を巡って店主に質問を重ね、商店街への愛着や仕事への理解を深めた。
私も約40年前、同じように仲之町商店街で地域学習をしたのを思い出した。緊張しながら店の人に話を聞き、メモを取った記憶がある。
幼少期に実家が商店街近くで商売をしていたこともあり、仲之町には思い出が多い。保育園から帰ると近くの八百屋にお菓子を買いに行き、近所の店の子どもたちと店先で遊んだ。アーケードの床模様をたどりながら歩くのも楽しかった。店が移転してからはすっかり足が遠のいてしまったが、今でも時々商店街を通ると懐かしい気持ちになる。
その思い出の商店街も、時代とともに大きく姿を変えてしまった。楽しみに通った八百屋はなくなり、見慣れた店もほとんど残っていない。祖父母や両親を知る人も、今は少なくなっただろう。子どもたちが元気にアーケードを歩く姿を見て、昔と変わらないにぎわいの面影を見た気がした。
【織】
