隣同士で人口規模も同程度の尾鷲市と紀北町だが、端から見ていて、加藤市長と、尾上町長はタイプがかなり異なる。
端的なのが地方創生交付金を活用した商品券配布で、尾鷲市はプレミアム付商品券が中心だが、紀北町は購入の元手を必要としない生活応援券がほとんど。
プレミアム付商品券は予算を抑えながら地域経済の活性化が図れる。一方で、生活応援券は全世帯を確実に支援できる。どちらが正しい、というものでもない。重要なのは熟考と信念に基づいた、一貫性のある政策と方針。
尾鷲市は今回、生活応援券とプレミアム付商品券の2本立てだが、生活応援券はコロナ禍以来になる。現在の物価高騰はコロナ禍以来の苦境だということ。
この苦境を全世界にもたらしているアメリカのトランプ大統領。基礎自治体だろうと超大国だろうと、選挙で選ばれたリーダーには敬意を払うべきだが、関税政策やイラン攻撃での迷走は迷惑極まりない。小さなまちの首長の方が、よほど真摯(しんし)に政治をしている。
(R)
