昨年の特殊詐欺被害統計をみると警察官が登場する手口が増加。「口座が事件に使われている」「マネーロンダリングに使われている」などと伝え、捜査名目で資金を〝いったん〟振り込ませることでだましとるパターンをよく耳にした。
捕まったら大変、という心理をついたもの。客観的に考えれば、現金に指紋が付いていても、振り込んだ先で引き出せるのは別の現金。警察が口座を見張ったり凍結することに意味があっても、振り込ませることには意味がない。
ネットで見た話だが、詐欺犯から本物の警察官に電話があったらしい。遠方の警察を名乗りオンラインでだまそうとしたよう。本職の警察官が「今から出頭します」と告げると、犯人はしどろもどろになったそう。シナリオから外れてしまい、どうしたらいいか分からなくなったのだろう。
手口はさまざまで、昔のものが少し変化して再登場することもある。近くで防犯講話があれば、積極的に参加して情報を入手しておくのがよい。それだけで警戒心が高まる。
(M)
