ぜひ尾鷲に講演会で招待してほしい人物が2人いる。一人は尾鷲市出身の作家、伊吹有喜さん。戦中の尾鷲を描いた小説『灯りの島』の連載が終わり、来年には単行本を出版する予定で「その際は尾鷲に来たい」と語っている。
一流の小説家が出身地をモデルにした小説を出版する、こんな機会はなかなかない。後押しする意味でも、記念講演会かトークショーでも何が何でもやるべき。伊吹さんはヒットメーカーであり、映像化すればそれだけ尾鷲の名が広まる。
もう一人は、尾鷲の若き魚博士がラブコールを送っている魚類学者のさかなクン。魚のまちのPRに寄与するだけでなく、子どもの願いをかなえる、住みよいまちづくりの実績にもなる。尾鷲の魚博士は魚図鑑を寄付し、レシピも考案し、この前はテレビにもとりあげられた。本当によくやっていて、この貢献に大人たちが応えられないか、という思いはある。
もちろんスケジュールや予算の都合もあるが、実現できないか可能性を探す、その姿勢こそ肝要だ。
(R)
