参院選は20日に投開票され、自民・公明の与党は議席を減らし、昨年の衆院選に続き、野党が多数派となった。衆院選、都議選、参院選と”3連敗”し、石破茂首相(自民党総裁)の辞任は避けられないと見られたが、会見で続投を表明した。これには党内からも批判の声が上がっている。
普段政治や選挙にあまり関心のない家族も今回はやけに興味を示し、選挙公報やSNSなどを繰り返し見ていた。理由を聞くと、長引く物価高による生活苦を肌で感じるうちに、何とか打開してほしいという思いが募ったとのこと。
今回の参院選の争点の一つが物価高対策だった。給付や減税など、各党がさまざまな政策を打ち出していた。これまで選挙に無関心だった人たちも生活に直結する話題が交わされていればおのずと気になるもので、大勢の人が投票行動につなげた結果、現在の政権を「NO」とする声が多かったということ。
今後の政権運営がどのようになるのか見通せないが、今回投票した国民は高い関心を持って今後の行方を見守っている。当選した議員は有言実行に努めてもらいたい。
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