ヤーヤ祭りが終わった。4日の練りは、1番祷の野地町が各町のヤーヤ衆を一手に引き受けたこともあり、祷屋の周辺には多くの人が集まった。写真撮影のため、足場に上らせていただいたが、商店街の路地は人でぎっしり。進むのも難しいほどで、尾鷲がにぎわっていたころの、年末の売り出し時などはこのような様子だったのではないか。
5日は雪が時折舞う寒さの中で道中行列が行われた。首をすくめながらも力いっぱいに踊っている子どももいた。警備に当たっていた神社役員も「(祭りの日に)雪が降るってあまり記憶にない」と言っていた。寒さのせいか、道中行列を見物していた人は少なく感じた。
地域の子どもが祭りに参加してこそその祭りが持続している。ヤーヤ祭りの手踊りは未就学児から高校生くらいまで参加しているし、各町の太鼓も子どもが減っている中で伝統が受け継がれている。一方で、練りには中学生がもっと参加してもいいと感じた。今後、中学生も参加しやすい環境づくりが大切になるだろう。
(M)