• 尾鷲市三木里町
  • 求人広告(9月21日掲載分)
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

持続的な医師確保を 一見知事と加藤市長が円卓対話

 一見勝之三重県知事と加藤千速尾鷲市長の円卓対話が8日、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで行われた。林業政策、医師・看護師等の確保、子ども・子育て支援の3項目で意見交換した。

 このうち、医師確保について、2人あった自治医科大学からの派遣が1人になったことに関し加藤市長は「市民の医療サービスに影響を及ぼすだけでなく、医師の負担も大きくなっている」と説明。医師がいることが収益の根源であることにも触れ「総合病院存続のために、持続的な医師確保が必要」と訴えた。
 
 一見知事は、命を守ることが行政の第一の使命と述べ、重要性への認識を示した上で、国や県が医師の勤務地を制限する仕組みになっておらず、、大学もその指示ができなくなっていると説明。「いかに三重県に来ていただくか。メリットを出さないといけない」と述べた。中長期的な対策として、三重大学医学部への地域枠や自治医科大学の定員増員を挙げ、同じような状況の県と一緒に国に働き掛けを続けたいとの考えを示した。
 
 看護師に関し加藤市長は、年々減少が続いていると窮状を訴え、潜在看護職の復職支援や研修の充実などを依頼した。一見知事は「女性が働きやすい医療機関」の認定制度や、院内保育所の開設などの取り組みを紹介し、働きやすい環境づくりをさらに進めたいとの意向を示した。一方で、小・中学生の頃から医療や介護の仕事に関心を持てるような取り組みが必要とした。
 
 林業では、大規模製材工場の誘致支援、林道整備や再造林事業への補助の充実を求めた。一見知事は、製材工場誘致について「県も全力で応援させていただくという姿勢は変わっていない」と語った。集材は、奈良県知事を通して近隣の町村に声掛けをしていることを説明。「使える木はある。どのように道筋をつけるか。尾鷲市だけでなく、南部地域、県にとっても重要」と話した。
 
 子育て支援に関しては、総合補助金の増額を要請した。
 

      10月 8日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ