• 尾鷲市三木里町
  • 求人広告(9月21日掲載分)
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

「復活と再生」の色紙 早くも迎春準備 熊野本宮大社

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で、新年に向けた干支(えと)「乙巳(きのとみ)」の色紙の制作が始まっている。依然と続く世の中の争いごとが収まり、一日も早い世界平和が実現することを祈念して、揮毫(きごう=手書き)、印刷、ミニの3種の色紙を作っている。
 
 同大社によると、ヘビが脱皮を繰り返して成長を遂げることから、巳年は古来より「復活と再生」の年と言われており、蘇(よみがえ)りの地である大社のあり方と重なるという。5月ごろに構想を描き始め、8月終わりごろから揮毫などの作業に取り掛かっている。
 
 新年初祈祷を受けた参拝者に授与する揮毫色紙(27センチ×24センチ)には、初日の出をイメージした赤い日の丸の中に、縁起がよいとされる白ヘビを配した。また、今年は能登半島地震をはじめ多くの災害があったことを思い、常に無の状態でありながらも、来年こそは平穏な年であるようにと、「天下泰平」の字を九鬼家隆宮司が直筆で記していった。1000枚を作る。
 
 社頭で授与する印刷色紙(27センチ×24センチ)は、ヘビの脱皮にあやかり、それぞれが今までの自分ではない、新しい自分になってスタートできるようにと、金のヘビが立ち上がるように体を立てて前を見据える絵とし、「新たな出発」の字を入れた。背景には、同大社の春の例大祭にちなんで桜の花びらを描いた。2800枚を作る。
 
 縁起物として社頭で授与するミニ色紙(13.6センチ×13.6センチ)は、揮毫色紙と近い図柄に「弥栄(いやさか)」の字を入れた。2000枚を作る。
 
 また、いずれにも口を閉じた獅子頭を描き、邪気を払うようにと願いを込めた。
 
 印刷色紙と縁起物は12月1日(日)から社頭で授与する。印刷色紙は初穂料2000円、ミニ色紙は初穂料金1000円。新年の初祈祷は12月15日(日)から受け付ける。分散しての参拝を呼び掛け始めたコロナ禍以降、年越し前から希望者に対し祈祷を行っている。
 
 問い合わせは、熊野本宮大社(電話0735-42-0009)。

      10月 8日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ