尾鷲市議会議員補欠選挙は11日、投開票が行われ、新人2氏が当選した。任期は来年6月10日までで10か月足らず。特に、来年度予算編成に向け執行部に〝提案〟できる機会は9月、12月の一般質問しかない。2氏とも、もともと来年の選挙に立候補を予定していたといっている。次回選挙に向けて、政策推進のきっかけをつくれるかが問われる。
投票率は39.04%で5割を大きく下回った。補欠選挙ということもあり、また、酷暑、旧盆前の3連休の中日、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出るなど、投票率を押し下げる要因が多かった。期日前投票が前回比47%くらいあったので、投票率は5割程度はあると見積もっていたが見込みを下回った。
この結果をもって「市政への関心が低い」というものではないが、投票率が低下傾向にあるのは間違いない。当選した新人2人とも、市政への理解促進に言及していた。新しい2人が加わったことで、市政や議会により関心を持つ人が増えればと思う。
(M)