山野草の愛好家らでつくる尾鷲伝統園芸の会の作品展が13日、尾鷲市向井の三重県立熊野古道センターで始まった。会員12人が富貴蘭(フウキラン)や山野草など約300鉢の〝作品〟を展示している。
毎年この時期開いている恒例の展示会。昨夏から今年にかけて高温傾向が続いているが、野中健次会長は「暑すぎるのも困るが(冬に)寒いのも困る。この時期らしい育ち具合になっている」と話した。
小さな株でも花の形や色、葉の斑(ふ)の入り方などが違う。「近づいて、小さな花やその香り、葉の様子などを楽しんでほしい」と呼び掛けている。また、器だけを並べているコーナーもある。
14日(日)は午前9時から午後3時まで見られる。新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクの着用への協力を求めている。