尾鷲市議会議員補欠選挙(8月4日告示、11日投開票)に、野地町のダンス教室代表・インストラクターの岩澤宣之(いわさわ・のりよし)さん(42)が立候補することを表明。SNSなどを活用して市政の「見える化・分かる化」を進めるとともに、若い人たちを中心にもっと市政に興味を持ってもらい〝言える化〟を進めたいなどと思いを語った。
和歌山県新宮市出身。8人兄弟の6番目。遊びで始めたダンスにはまり、SNSで太地町出身のプロダンサーと知り合ったことからのめり込んだ。平成21年に「PHAT(ファット)DANCE STUDIO」を新宮に開校。23年には尾鷲市にも進出し、現在は市内全ての保育園で子どもたちにダンスを指導するかたわら、野地町駅前児童公園横でクレープ店も経営する。令和4年に長女が生まれたことをきっかけに尾鷲で子育てをしようと転居した。
立候補のきっかけについて、「一般の市民は行政にものを言う機会がないが、新宮商工会議所青年部の会長に就くことで、行政や議員に要望し、行政が動くことを知った」と語り、「市民の意見を一つ一つ聞いて、問題を解決、実現していくのが議員の仕事。見える化で分かりやすく発信し、みんなに興味を持ってもらい『岩澤に言えば行政・議会に伝わり、課題解決につながるのでは』と感じてもらえるようになりたい」などと抱負を述べた。このほか「ローカルファーストの観点で地域全体の発展と若者の定着を促進」「スポーツ・健康推進」を公約に掲げた。