電気やガス、ガソリンなど燃料代が高騰している。円安、資源高がそもそもの原因で、日本では金利を抑える円安誘導を行っていることに加え、日米金利差による投機的な動きがあり、1ドル150~160円の水準が続く。資源高はロシアのウクライナ侵略やイスラエルとパレスチナの戦争が尾を引く。世界景気が全体として拡大すれば、さまざまな需要が伸びる。
そんな中、電気・ガスは5月使用分まで、国が激変緩和措置を講じていたがそれがなくなった。ガソリンの補助は継続が決まったが、レギュラーガソリン1リットルの全国平均値は175円前後と高止まりしている。なお、補助のおかげで26~27円程度価格が下がっている。
梅雨入りを前に暑さが本格化している。エアコンを効果的に使うことが求められる時期。電気代の値上がりは大きい。
電気代が高いのは、再生エネルギー賦課金の存在も大きい。太陽光発電は、一部で環境破壊が指摘されているし、電力カットが起きている。制度を見直す時がきているのではないだろうか。
(M)