各中学校で職場体験学習が行われている。2日間または3日間、希望した事業所で勤務を体験。仕事の大変さや、仕事に関する技術だけでなく、コミュニケーション能力の大切さや社会人としてのマナーなどを学ぶ取り組み。
働いて給料をもらって生活するというのが多くの人の生活スタイル。農業や漁業のほか、建設業、商店経営など会社に属さず稼ぐ人もいる。社会の役に立って代金を支払ってもらうのが基本。〝役に立つ〟という言い方がしっくりこない業種もあるが、他人に喜んでもらうことは共通している。
地域では「働くところがない」とよく言われるが、より正確には「思うだけ稼げる仕事」とか「魅力的に思える仕事」だろう。多くの事業所で人手不足になっている。協力している事業所にとっては、自分のところの仕事を知ってもらういい機会になっていると思う。それぞれの仕事に大変さも興味深い部分もあるはず。将来の地域の担い手である子どもたちに、地域の仕事に関心を持ってもらうきっかけになればいい。
(M)