台風シーズンを前に、関西電力送配電和歌山本部は現在、停電事故防止のための対策に協力を求めている。
台風前の注意点として、風に飛ばされた火産物が電柱に当たったり電線に引っかかったりすると停電の原因となるため、台風の接近前には看板、植木鉢、置物など、風に飛ばされやすいもの、壊れそうなものは固定や室内にしまうなどの対策をする。
農業従事者や家庭菜園などを行っている人は、ビニールハウスやマルチシートなどが飛散しないようにロープでしっかりと固定したり、土のうを置いたりするなど対策する。
台風通過後には、切れて垂れ下がった電線や電柱、電線に巻き付いたビニールシートなどを見かけた場合、触れると感電する恐れがあるため、絶対に使づかないよう求めている。このようなものを見かけた場合は、関西電力送配電まで連絡する。
連絡は、通話無料の電話(0800-777-3081)や同社ホームページ・スマホアプリ「関西停電情報」のチャットサービスからできる。
なお、台風だけでなく地震や豪雨などの自然災害発生時に自宅から避難する場合、停電から復旧した際の通電による事故を防ぐため、ブレーカーを「切」にして避難する。
また、同本部は停電の状況や復旧見込みなどがわかるスマホアプリ「関西停電情報」をお勧めしている。情報はホームページやSNS「X」(旧ツイッター)でも見られるが、アプリでは、事前に登録した地域で停電が発生・復旧するとプッシュ通知によりお知らせがあり、最大10地域まで登録でき、住まいや職場の他、離れて暮らす家族の地域の状況確認にも使える。
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