春の運動会シーズンを迎え、当地方の小中学校などでもにぎやかに運動会や体育祭が行われている。以前は開催時期の多くを秋が占めていたが、平成になったころを境に、春開催が増えてきたよう。ネットによると現在、全国的には春と秋が半々ぐらいという。
そもそもなぜ運動会が秋の行事として定番化していったのか。子どもも重要な労働力であった時代、収穫が一段落した秋が農業の閑散期であったこと、東京オリンピックが秋に開催されたことなどが理由とされている。
運動会といえば、学校の一大イベント。長年秋開催を守ってきたわが子の小学校でも、今年度のPTA総会でついに来年度以降の春開催の予告があった。小学校単独で開催できていた数年前なら反発もあっただろうが、地域全体で実施している現在ではもう誰も反論しなかった。
スポーツといえば秋という意見もあるが、個人的には春開催を歓迎している。子どもたちが猛暑の中で練習することも少なくなるし、台風の心配もないし、何より観覧者にとっても春の日差しは優しい。
【織】