5月なのに早くも「夏日」観測するなど、今年の夏も記録的暑さになる覚悟を今からしている。地球温暖化の影響で年々、四季を肌で感じにくくなっている。子どもの頃は春と秋が気候的に過ごしやすく好きだったが、今の子どもたちはそのような感覚を持たないのではないか。小中学校によっては、運動会を残暑の厳しい秋から、比較的涼しい初夏に開催時期を移しているところもあるが、5月であっても熱中症への気配りを常にしなければならず、大変だ。
自分たちが学生だったころに比べ、暑さの質が全く違う。当時、高校の部活動では休憩時以外の水分補給は”禁止”だった。水分補給を楽しみに歯を食いしばって練習に耐えたのを覚えている。今では到底考えられないことだが…。
熱中症は室内でも起こる。特に体温調節の難しい子どもや高齢者は注意が必要。冷房を早い段階から利用し、のどの渇きを抑えるため水分補給を忘れずに行うことでリスクは回避できる。就寝中も体に熱がこもらないよう、涼しい素材のパジャマを選ぶのがよい。今年の夏も暑さに負けず、健康に生活できますように。
【F】