新人や若手職員に対するビジネスマナーの研修会が尾鷲商工会議所で行われた。3事業所の14人が、おじぎの仕方、電話応対など、基本とされるマナーについて学んだ。
3月まで放送されていたドラマでも話題となっていたように、時代が変われば常識も変わる。「電話は2コール以内で応答を」と紹介されていたが、手元にある古いマンガ、おそらく昭和の終わりごろの作品では「電話は3コール目が鳴ってから出る」と書かれている。電話を掛けて、一呼吸置いて話ができるように、との配慮という説明だったように記憶している。こちらの電話のコール音と、相手方のものには応答関係がない。コール音が鳴る前に相手が出て驚いた経験のある人もいるのではないか。
ここ数年「電話に出られない新入社員」が話題になっている。「知らない人から電話がある」という経験がないとのこと。おそらく家族に電話を取り次いだことのない人もいるのではないか。まずは慣れること。新人も、指導する側も「即戦力に」と慌てないことが大切だ。
(M)