春を告げる花として知られるミモザ。小さいポンポンのようなかわいらしい黄色い花と、香水でも人気の甘い香りで、数年前から人気が高まってきている。おしゃれな花の代表格でもあり、庭木で楽しむほか、リースやドライフラワーなどにして飾られることも多い。
玄関横に植えていたこともあったが花が咲かず失敗に終わり、ミモザグッズで心を満たしていたが、このたび10年越しの願いが叶い、ついにミモザデビューを果たした。大量にもらってきたミモザを輪ゴムで束ねて、部屋に吊(つる)るすだけでたちまちおしゃれな空間に。目に入るたびに、ほこほこした姿に癒やされている。
「花や葉っぱがポロポロ落ちてえらいことになる」と聞いてビクビクしていたが、今のところそれほど被害はない。しかしひとたびバサッと落としてしまうと、それこそ大惨事。大切に扱わなければならない。
3月8日の「国際女性デー」には、イタリアでは男性が日頃お世話になっている女性にミモザの花束を贈る風習があるという。大切に思う気持ちと感謝を伝えるためのすてきな習慣だと思う。
【織】