能登半島地震の発生から2か月が過ぎた。場所によってはいまだに水道が復旧していない。停電も2月末現在、500戸あまりで続いているという。
現場までの道路が通れなかったことが大きな要因の一つと言われている。被害の規模に対して人員不足になっていることもある。全国から応援に入ってもらっても、それこそ「津々浦々」で復旧作業を行う必要がある。
上下水道、電気、ガスに加えてインターネットに接続できる環境も現在では生活インフラと言える。この地方でも南海トラフで巨大地震が発生した場合、いかに速やかに対処できるかが課題になる。
地震といえば、千葉県東方沖で「ゆっくり滑り」を伴う群発地震が発生している。地震調査委員会の臨時小会議の報告によると、過去にも数年に一度程度、同じような地震活動が起こっていて、今後、震度5弱程度の揺れが起こるかもしれないという。
ゆっくり滑りは、南海トラフ地震に関しても注目されている。大きな地震発生につながらないか心配だ。
(M)