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不連続線「還暦以上は口を出さない女川町」

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町は「復興のトップランナー」と呼ばれている。その秘密は「60代は口を出さない」。20年後に責任が取れる30~40代に復興計画を託した。

 全国的に人口減少が進む中で、子どもや若者の社会参加、政治参加が欠かせない。町の将来を担う若い世代の声を聞いてまちづくりをしていくことだが、この声が地方では集めにくい。

 若くなるほど政治への関心が薄くなる。関心がないから投票に行かない。政治は「他人ごと」の無関心層は増えるばかり。だから若者の民意と政治にギャップが生まれる。

 尾鷲市は昨年から市長と中学生代表との懇談会を始めた。中学生の声を将来のまちづくりに生かすのが狙いの一つ。尾鷲高校で行っている地域課題の解決策を考える「まちいく」の授業は10年続く。せっかくの取り組みであり、良い提言は必ず施策に反映することに決めてはどうか。中高生でも「政治を動かすことができる」と実感させる経験が将来の「自分ごと」につながる。

(N)

      2月17日の記事

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