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不連続線「辰にちなんだ話」

 今年は辰(たつ)年。辰と言えば「龍」、龍と言えば昇り龍。尾鷲市や紀北町、日本、また、能登半島地震の被災地にとって上昇気流が生まれるような年になればいい。

 龍は想像上の生き物でイメージは大きく2つと言われている。一つは、ファンタジー映画などに出てくるドラゴン。背中に羽が生えている。イメージのもう一つは、絵馬に書かれている胴の細長いもの。前足に宝珠を持っている姿で描かれるのが定番。細長いのは、もともとは雷光からの発想だろうか。

 「登竜門」という言葉がある。龍門という流れの急な川があり、それを登り切った鯉は龍になるという伝説から。「子どもの日」にこいのぼりを揚げる風習とも関係している。りゅうは出てこないが「逆鱗に触れる」も関係した言葉。龍の喉元に一枚、逆さになっているウロコがあり、これに触れられると非常に激しく怒るとされる。龍は君主、目上の人のことを指す。

 龍は雨を司るともされる。尾鷲は雨のまちでもあり何かの縁を感じる。地域おこしにつなげられないものか。

(M)

      1月 9日の記事

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