紀宝町鵜殿の烏止野(うどの)神社で23日(木・祝)に斎行(さいこう)される例大祭に合わせて、22日(水)夜と23日に「うどのまつり」が開催される。迫力あるだんじりやエネルギッシュな男性神輿(みこし)、女性神輿、子ども神輿が地区内を練り歩き、鵜殿ばやしの踊りや熊野水軍太鼓の勇壮な演奏などもあり、地区一円が活気に包まれる。
本番控え練習や準備
自治会鵜殿区、ダンジリを守る会(鵜殿青年会)、鵜殿ばやし保存会、みこし保存会、鵜殿女性の会、老人クラブ讃寿会、熊野水軍太鼓保存会、熊野水軍子供太鼓の8団体で構成する「うどのまつり実行委員会」が主催。コロナ禍で中止となっていたため、4年ぶりの開催となる。
まつりを間近に控え、各団体や実行委員会は準備の最終調整に入っている。12日夜には交流センターで鵜殿ばやしの練習が行われ、子どもを含めて約20人が参加して音楽を流して動きの確認を行った。まつり当日は鵜殿ばやしと鵜殿音頭の2曲を踊る。
13日には最終の実行委員会が開かれ、関係団体の約30人が出席。当日までの流れや当日の集合時間や場所、スタッフの配置場所や人数など、担当の役割分担を確認し、協力してまつりを成功させることに同意した。
22日夜は、午後6時30分にだんじりが主婦の店を出発し、地区内を練り歩いてまつり開始を告げ、同8時に町役場裏に到着する。
23日は、鵜殿ばやしの踊り手とだんじりが午前9時に南酒店を出発。役場駐車場で同9時30分から熊野水軍太鼓の演奏をはさんで、同11時に水門に到着する。神輿は午後1時30分に烏止野神社を出発し、町内を練り歩いたあと、同3時30分ごろふれあい会館裏の平島海岸に到着。祭りのハイライトとなる海中みそぎでは、担ぎ手が神輿を担いだまま海に入る。途中、午後2時からは役場駐車場で待機中に熊野水軍太鼓の演奏がある。
このあと、午後4時20分に鵜殿小学校前の旧タイガースメイト、同4時40分に福祉センター駐車場でそれぞれ餅まきを行う。