尾鷲総合病院北側の交差点は、テレビカメラマンが天気のニュースの映像を撮るスポットになっている。都市部では、どの駅前に行っても歩いている人がいるが、尾鷲ではほとんど大人が歩いていない。病院のところは、市役所前と同様、比較的歩いている人が映せる場所。
あるテレビカメラマンは「残念なことに、尾鷲らしさがない」と話す。「大雨や台風の時も含め、年に何度かは取り上げられる。尾鷲を発信するチャンスなのに、もったいない」という。「暑いまち」として知られる岐阜県多治見市は、駅前に大温度計がある。市役所前に温度や雨量を表示する電光掲示板でもあればいいのだが。
高さ4.5メートルほどの円筒形のデジタル掲示板を立て、温度や1時間雨量、24時間雨量の情報を流す。ついでに年間の累積雨量を下から積み上げるように表示するというのはどうか。市役所が背景に映るようにすれば、十分、宣伝効果が見込める。来年は市制70周年。記念事業の一つとして検討してもらいたいものだ。
(M)