新型コロナウイルス感染症の感染者が増加傾向にある。全国ニュースでは「第9波に入った」という声も出ている。三重県でも10日から16日までの1週間の数字で1118人。1定点医療機関当たり15.53人で、感染症法上の位置づけが変わり、定点把握となった。5月8日以降、緩やかだが増加が続いている。
重症者はいないものの、病床使用率も上がってきて24.3%となっている。沖縄県では医療がひっ迫しているという。5類移行で、多くの病院で受け入れられるようにということだったが、なかなかに難しい。三重県でも、おそらく病床使用率が50%程度になると「受け入れ先が見つけにくい」という話が再燃するだろう。
全国的にはヘルパンギーナが流行しており、県内ではインフルエンザで学級閉鎖などとなる学校が、夏休み直前まで出ていた。
まもなく帰省シーズン。公的な移動自粛の呼び掛けはなくても、ためらいが出るかもしれない。帰省を検討している人は、マスク着用などもう一度自衛手段を考えることが必要だ。
(M)