80歳を迎えた母が軽度の認知症となっている。神経質な性格もあり、心配事が次から次に出るらしい。私が離れて生活しているため、比較的近くに住む親類に日に10回程度電話して迷惑をかけている。
介護保険は、3年ごとに事業計画を見直すことになっており、5日夜に来年度からの第9期計画策定のための委員会が開かれた。全国的には2年後の令和7年に団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となり、その後、高齢者を支える64歳以下の数も減っていくことから、それに合わせた対応が求められている。
住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケア」の深化が当面の課題。父母も介護保険のお世話になっているが、現実に手がかかるようになると、個々に応じたサービスがないものか、とわがままな希望を持つ。
父母2人で生活できていたため、いわゆる「閉じこもり高齢者」だったことも災いした、と感じる。閉じこもり防止の充実と、介護保険のメニューの多様化が今後一層求められるだろう。
(M)