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不連続線「教員の処遇改善」

 三重県教職員組合紀北支部の定期大会がこのほどあった。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面で実施するのは4年ぶり。この間、紀南支部(熊野市、御浜町、紀宝町)との合併の話が進んでおり、来年度の統合を議決した。

 4年間に、教員不足が大きな話題になるようになった。教員採用試験の志願者が減少し、非常勤講師の当てにも困っているという。全国的には新年度が始まる4月の段階で、充足できないケースもあるよう。しわ寄せは教員のみならず、子どもたちに向かう。

 大会宣言の中に「わたしたち自身がゆとりをもって子どもと向きあえるよう、私たちの命や暮らしが守られるよう、みんなの力で運動を進めていきましょう」という文があった。教員の働き方改革は、これを基本に進めるべきだろう。

 過重労働に対し、給与の割り増し率を上げる話がでている。賃金も重要だが、ゆとりをもって子どもに向き合える、授業に臨めることが何よりだろう。公教育が不十分なら悪影響は20年後、30年後にも続く。早急な対応が望まれる。

(M)

      6月26日の記事

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